別競技でもいいんじゃん?!ドッジボール嫌いが小学生の悩みを調べたよ。
娘が通う小学校で毎朝ドッジボールをすることになりました。
登校時間が20分繰り上がるので、お母さんとしてはちょっとしんどいんですけど、毎朝ドッジボールをしなければいけない娘のほうが大変ですね。
えぇ、私も娘もドッジボール大嫌いなんですよ。
なんで人にボールを当てることを強制されないといけないのでしょうか、当てるのも当てられるのも痛いですよ。
ということで、ドッジボールをやりたくない一心でドッジボールについて調べた次第です。
正しくは「ドッジボール」
まずは呼び名「ドッジボール」「ドッヂボール」どっち?の正解は、ドッジボールだそうです。
英語表記だと「dodgeball」。
できたのは1900年頃
日本ドッジボール協会によると、ドッジボールがうまれたのは1900〜1940年で「英国が発祥という説がある」と曖昧な表現がされています。
よくわからないけど、英国ゆるさない。
明治に来日、大正で普及
ドッジボールが日本に伝わってきたのは、1909年(明治42年)。紹介者は可児徳・坪井玄道。
東京府体育委員会から公布された「学校体操教授要目」に掲載されたのが1913年(大正2年)。
現在のような四角いコートになったのは1917年(大正6年)。紹介者は東京女子高等師範学校の永井道明教授(日本学校体操の父)。
名称がデッドボール→ドッジボールに変更されたのが1926年(昭和元年)。紹介者は東京高等師範学校大谷武一教授(ラジオ体操考案者のひとり)。
日本ドッジボール協会Japan Dodge Ball Association(JDBA)が設立されたのは1991年(平成3年)。2009年(平成21年)に一般財団法人化。
ゲーム「熱血高校ドッジボール部」のアーケード版は1987年(昭和62年)リリース、ファミコン版の発売は1988年(昭和63年)。
漫画「炎の闘球児 ドッジ弾平」の連載期間は1989年〜1995年(コロコロコミック)、アニメ放送期間は1991〜1992年(テレビ東京)。
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小学校の学習指導要領にのっている
ドッジボールは、小学校の学習指導要領「体育学習における「ゲーム及びボール運動」領域」にあたるようです。
学校体育実技指導資料第8集「ゲーム及びボール運動」:文部科学省
選ばれる理由は「ルールが簡単だから」
ドッジボールが選ばれる理由はおおきく3つ
・ルールが簡単で小学校低学年でも理解できる
・特定の技能を持った児童だけが活躍しない(複雑な技術が不要)
・体力アップにつながる
ただ、球技が苦手な児童にとって苦痛だと問題視する見解もあり、学習指導要領にもドッジボール以外の「ゲーム及びボール運動」の例が記載されています。
ポートボール、ミニサッカー、しっぽとりゲーム等々。
また、空気を抜いた柔らかいボールを使用してドッジボールをするという例も。
学校体育におけるドッジボールの教材価値に関する一考察 ― ボールを捕ることが苦手な子どもの学びの視点から 宮内孝
代替案をだせばいいじゃない
小学校でおこなう競技の決定権は、教師あるいは体育が得意なクラスの人気者がもってり、ドッジボール嫌い勢がドッジボールに反旗を翻しても受け入れてもらえなかったのが、小学生の頃の思い出です。
でも今は大人だから!小学校という閉鎖空間にいないから!
なんらかの目的をもって「ドッジボール」を選択している先生やクラスメイトに、ドッジボール以外でドッジボールの要項を含む競技を提案すれば変わるかもしれない!と知っている。
そうしたら、娘が月2で突き指することもない!かもしれない。
とはいえ、ドッジボールが嫌いすぎてモンスターペアレントになるのは嫌なので、娘に入れ知恵をしてこの話はおしまい!
ボールをぶつけ合う時間が、楽しい運動の時間に変わるといいね。
娘のひとこと
「体力づくりのためにドッジボールをすることになったんだけど、上手な人が下手な人を責めるんだよね。責めるだけでアドバイスはしないの。ドッジボールは勝つためじゃなくて体力をつけるためにしているんだから、楽しめないのはちょっとおかしいよね。みんなで協力しあわないと!」